「ファンデーションの色が合わなくなった」「顔色が悪く見える」・・・これらの原因の多くは、肌のくすみによって起こってしまいます。肌の透明感や明るさをなくしてしまう"くすみ"は、そのままにしておくと実年齢よりも老けて見られたり、不健康に見えたりすることも。そんな"くすみ"の原因を理解し、効果的なお手入れ方法でくすみ知らずの肌を目指しましょう！
自分の肌の"くすみ"をチェック！
肌の色が濁って見えると、"元気がない""老けた"印象を与えてしまいます。くすみは、しわやシミなどのように肌表面にわかりやすく症状が出るわけではないので、自分では気づきにくいですよね。自分の肌がくすんでいるかどうか、簡単にセルフチェックできる方法をご紹介します。早速、チェックしてみましょう！
肌のくすみセルフチェック
腕の内側の色とメイクを落とした素肌の色を鏡で見比べてください。見比べた時に、顔の肌色の方が赤黒かったり、黄色かったり、暗く沈んでいる場合は、肌がくすんでいることになります。その他にも、下記のような症状がある場合はくすみの可能性大！
・肌の白さ、透明感が落ちた
・顔色が茶色、グレーっぽい
・肌がカサカサしている
・シミ・そばかすが増えた
いかがでしたか？該当する症状はありましたか？もし、症状が見られた場合は、肌がくすんでいるということに。そのくすみを解決する前に、まずは肌がくすんでしまう原因を知ることが大切です。くすみの原因はひとつではなく、さまざまな原因が考えられます。自分のくすみの原因を知ることで、必要なお手入れ方法がわかります。
肌をくすませてしまう4大原因
一言でくすみと言っても、その原因はさまざまです。加齢によるところも大きいですが、それに加えて生活習慣の乱れやお手入れ不足により、くすみに拍車をかけてしまいます。まずは、自分の肌がくすんでいる原因は何なのか見極めましょう。
原因
1. 角質肥厚によるくすみ
肌表面に古い角質が溜まり、角質層が厚くなります。肌は常に生まれ変わっていますが、加齢によりターンオーバーが乱れ、古くなった角質が排出できないままでいると、肌がくすみ始めます。古い角質が溜まっていても表面的には大きな変化はありません。なかなか自分では気づきにくいですが、肌を触ってごわごわしていたり、化粧品が浸透しづらかったりと感じる場合は、角質肥厚の可能性が高いです。
2. 乾燥によるくすみ
水分を奪われて乾燥してしまった肌はバリア機能も低下し、それを補うために、ざらつきのあるごわごわした角層ができてしまいます。表面がざらついた肌に光があたることで陰影がでてしまうことで、肌がくすんで見えてしまいます。
3. 血行不良によるくすみ
寒くなると唇の血色が悪くなるのと同様、肌の色も血行不良が起こるとくすんで見えてしまいます。血行不良は、冷え性や運動不足、睡眠不足など生活習慣にも関わることが原因で起こりやすくなります。
4. 紫外線によるくすみ
紫外線を浴び続けることによって色素細胞であるメラニンが刺激され、必要以上に肌内部にメラニンがつくられてしまいます。メラニンは濃褐色なため、うまく排出されないまま肌にとどまってしまうと、肌のくすみにつながります。自分のくすみについて心当たりはありましたか？今回挙げた「角質肥厚」「乾燥」「血行不良」「紫外線」は、くすみにつながる主な原因。この4つの原因を意識してお手入れすることが、透明感のある明るい肌への近道となります。では、くすみ対策のお手入れ方法をご紹介します！
"ワントーンアップ"するお手入れ方法
くすみ知らずの肌になるために必要なことは、地道なお手入れを継続していくこと。いっとき集中的にお手入れしたからといって、続けることができなければ、再びくすんだ肌に逆戻りすることに・・・。今回ご紹介する肌の色をワントーンアップするお手入れ方法は、特別なことではありません。毎日のお手入れに加える、または少し意識を変えるだけでできることばかりです。ぜひ、今日から始めてみましょう！
角質肥厚によるくすみには・・・ピーリング
角質肥厚の場合は、肌表面に溜まってしまった古い角質を除くピーリングが必要です。ピーリングは、古い角質を取り除きターンオーバーをサポートする角質ケア。ピーリングすることで、肌表面の不要なものがなくなるため肌がワントーン明るくなります。さらに、肌の代謝をバックアップするため、その後に使う化粧品の浸透が高くなる効果も。もちろん、ピーリングの前にはメイクをしっかり落とすクレンジングや、肌の汚れを落とす洗顔も行いましょう。
・ピーリング化粧品について
定期的な角質ケアはくすみ対策だけでなく、エイジングケア※にも効果的です。しかし、角質を取りすぎてしまうと肌に負担がかかるため、初めての方は様子を見ながら少しずつ始めてみましょう。ピーリングは週1～2回が目安です。
年齢に応じたお手入れ
乾燥によるくすみには・・・保湿ケア
潤った肌は、ツヤや透明感がでてきます。肌を乾燥させないために必要なのは、水分（潤い）を補い逃さないための保湿ケア。保湿ケアは、水分をたっぷり与えることではなく、肌から水分が減らないようにつなぎとめておく成分を与えることが大切です。セラミドなどの保湿成分は、肌内部の水分保持力が高いため保湿ケアにはおすすめです。
・おすすめアイテム
セラミド配合の化粧水、セラミド美容液など
血行不良によるくすみには・・・マッサージ、適度な運動や食事
血行を促すマッサージがもっとも良いでしょう。肌に摩擦が起こらないようクリームやジェルを塗ったうえで、肌表面を強くこすらないよう注意しながら、顔の筋肉をほぐし、リンパを流すよう心がけましょう。朝晩のお手入れの際に取り入れると効果的です。
また、適度な運動や体を温める食事、入浴など、普段の生活にも気を使いましょう。激しい運動ではなく、ストレッチやウォーキングなど手軽にできることから始めてみて。食事は、しょうが・にんにく・ねぎなどの食材を積極的に使うこともおすすめです。
紫外線によるくすみには・・・日焼け止め
紫外線によるくすみ対策には、日焼け止めを使ったお手入れが有効です。紫外線によるくすみを防ぐには、まず日焼け止めをしっかり塗るこが大切です。
・おすすめアイテム
日焼け止め、化粧品
以上が、透明感を高め、肌を"ワントーンアップ"するお手入れ方法。くすみが気になる時にだけ行うのではなく、年間を通して行うことが大切です。くすみは、自覚しにくい肌トラブルです。今回のセルフチェックで気づいたら、透明感のある明るい肌を目指して、くすみ対策のお手入れをぜひ始めましょう！