年齢を重ねるにしたがい、今まで気にならなかった部分に悩みがあらわれてきます。例えば目もとにあらわれる小じわやたるみもそのひとつ。他の部位よりも乾燥したり、アイシャドウやファンデーションののりが悪くなったり…。今回は、そんな目もとのトラブルの原因からお手入れ方法までをご紹介します。
目もとに年齢があらわれやすいのはどうして?
年齢による肌悩みは、頬のたるみやほうれい線、おでこのシワなど年々多くなります。その中でも、目もとにあらわれる小じわやたるみは、実年齢以上に老けて見られる大きな原因に。いつまでもハリのある目もとをキープしたいのに、トラブルになりやすいのはどうしてなのでしょうか。目の周りの皮膚は薄く、とてもデリケート。頬などに比べると皮膚の厚さは3分の1程度しかないため、外部からの刺激にとても弱く、皮脂腺も発達していないので、うるおいを閉じ込めることができず、 そもそも乾燥しやすい部分なのです。
健やかな肌と不安定な肌の内部
目もとの皮膚は、頬の約半分と薄く、水分が蒸発しやすい部分。年齢を重ねるほどお手入れが重要になります。
イラストはイメージ
さらに、加齢により肌の弾力も低下する!
加齢でコラーゲンが減少し、 肌全体のハリや弾力もなくなります。目もとは 乾燥しやすいため、 ハリや弾力が特に失われやすい部分。
さらに、まぶたを引き上げる筋肉も低下するため、シワやたるみも目立ってきてしまいます。そんな繊細なパーツだからこそ、日々のスキンケアを念入りにすることが必要なのです。
その行為が、目もとの老化を深刻化させている!
目もとの老化は、乾燥や加齢による原因ですが、そのスピードを速めているのは、自分自身の習慣かもしれません。いつもの癖が目もとの老化を速めていないか、 NG行為を知っておきましょう。
目もとにNG行為
1. アイメークをきちんと落としていない
女性の目もとを華やかに、印象的に見せるために必要なアイメーク。アイメークをすること自体は問題ではなく、メーク汚れをしっかり落とさないことなどが老化の原因に。また、アイメークをしっかり落としきれていなかったり、落とす際にゴシゴシ洗って刺激を与えていることも。もともとデリケートな目もとに強い刺激を与えてしまうと、肌がダメージを受けバリア機能が低下して乾燥し、シワを招いてしまいます。
2. 目をこすり過ぎてしまう
花粉などのアレルギーや疲れたときなど日常的によく目をこすっていませんか?繊細な目もとをこすることで、摩擦が起き目もとの乾燥につながります。また、こすり過ぎることでダメージを与えてしまうため、シワや色素沈着を起こし、くすみを招きます。
3. 目を酷使し過ぎている
外出先だけでなく部屋にいても、スマートフォンやパソコンを長時間凝視していませんか?目を酷使することで、眼精疲労となり負担が大きくなっています。そうなると、筋肉がこわばり目の周りが血行不良を起こし、結果、シワやたるみを引き起こします。
4. 紫外線対策をしていない
紫外線が招くのは、シミだけではありません。日焼け止めを塗らずすっぴんの状態で外出したりしていませんか?紫外線対策が不十分なままだと、肌だけでなく目もとにもダメージが!それが蓄積することで、目もとが乾燥しシワやたるみを招きます。
いかがでしたか?心当たりがある方は、老化を進行させる行為はすぐやめて、これからご紹介するお手入れ方法を取り入れて、ピン!とハリのある目もとを目指しましょう!
目もとの日常ケアを徹底してシワ・たるみを防ぐ!
デリケートな目もとだからこそ、毎日のお手入れはとても大切。シワ、たるみを防ぐためには、潤いを補うだけでなくメイク汚れを落とす際にも十分気をつけましょう。
正しい目もとのお手入れ方法
1. メーク汚れはやさしく落とす
クレンジングの際に気をつけたいのがアイメークの落とし方。クレンジングは、ジェルタイプなど肌に負担のかからないものを選ぶのがよいでしょう。ポイントメーク用など、パーツによって使い分けるのも◎。また、ゴシゴシとこすって摩擦が起こらないようにメークとなじませ、目もとは頬よりも力を抑えて、クレンジング剤を汚れになじませる意識で。
2. 重ね塗りでうるおいを閉じ込める
目もとは皮膚を保護する皮脂膜を十分に作ることができません。そのため、お手入れの最後にクリームやジェルを重ね塗りするのがおすすめです。
POINT!
・目じりなどのシワの間にクリームやジェルを入れ込むように塗ります。
・余分な力を与えないよう薬指又は中指の腹を使って、クリームやジェルが浸透するようやさしく押さえましょう。
3. 目もとマッサージで血行をよくする
目の周りの筋肉をほぐして血液の巡りをよくするマッサージをプラスしましょう。
マッサージ方法
ステップ①
人差し指、中指を目のくぼみの下のふちに当てて、目頭から目尻まで押すようにマッサージします。
ステップ②
目のくぼみの上のふちに親指の腹を当てて、目頭から目尻まで押すようにマッサージします。
ステップ③
人差し指と目頭と鼻の付け根の中心に当ててやさしく押すようにマッサージします。
ステップ④
人差し指と親指で眉毛をつまみ、揺り動かすように目頭から目尻までマッサージを行います。
4. 目を休ませる
疲れている目ほど、シワやたるみができやすくなります。スマートフォンやパソコンで毎日酷使している状態から離れ、目を休ませましょう。おすすめは、目を温めて血行を促進すること。一日の疲れが溜まる夜はもちろん、朝メーク前に行うと目もとがすっきりして顔つきに変化があらわれます。
POINT!
濡れたタオルをレンジで30秒~1分ほど温め、目の上にのせるだけ。アロマオイルをタオルに垂らすとリラックス効果もプラス!おすすめの香りは、ラベンダー・カモミール・ローズウッドなど。直接精油を垂らしたところが肌に触れないように注意しましょう。
見た目の印象を大きく左右する目もとは、年齢とともに悩みが増えていきます。それでも、日ごろから行えるお手入れするかしないかで差がつきます!さっそく今日から始めてみてはいかがでしょうか。