冬は気温や湿度が低下し、1年でもっとも乾燥する季節。これを読んでいるあなたも、美肌を保つための保湿ケアに気を配っているのではないでしょうか。しかしそのお手入れは、パーツまで気を配っていますか?見落としがちなパーツのお手入れをおろそかにしていると、カサカサシワシワに…。キレイなのにどこか残念な印象を与えてしまうことになりかねません!そうならないためにも、今回は簡単パーツケアをご紹介。今日からさっそく始めましょう!
冬こそしっかりケアしたいパーツはどこ?
冬に必ずケアしておきたいパーツは、"人から見られやすい場所"、そして"年齢が出やすい場所"です。これらの条件が当てはまるパーツは3つ。です。
目元
唇
手元
他の部分が保湿できていても、この3つのパーツが乾燥していては老けて見られやすくなります。しかも、自分では気づきにくく、他人からは見られやすいというのもネック。パーツケアは年間を通してする必要がありますが、特に冬は華やかな集まりも多いシーズンです。普段のお手入れにパーツケアをプラスして、より若々しく見える潤い美人を目指していきましょう。
これで差がつく!パーツケア~目元編~
目元は非常に皮膚が薄く、デリケートな部分。皮膚の厚みは身体全体の平均で約1.4mmといわれていますが、目元はその半分以下、0.6mmほどの厚さしかありません。にもかかわらず、アイメイクやクレンジングなどで摩擦や刺激を与える機会が多い場所。さらに、PCやスマートフォンの使用で酷使しやすいという傾向があるため、目元のシワやたるみを防ぐには、日々のお手入れが重要なのです。
潤いのある目元になるためのケア
1. 基本ケアでさらに保湿を!
他の部分よりも皮膚の薄い目元は、重点的に保湿をするのが基本。化粧水を含ませたコットンで目元パックをする、ジェルやクリームを重ね塗りするといったケアをプラスしましょう。強い乾燥を感じる時は、エイジングケア成分+保湿成分を配合した専用のアイクリームがおすすめです。
2. ホットアイマスクで血行促進!
目元を温めることで血行が良くなり、肌のターンオーバーが促進されたり、眼精疲労が緩和されたりする効果があります。市販のホットアイマスクを利用してもいいですし、濡らしたタオルをレンジで温めて、ホットタオルをつくってみるのもおすすめです。その際は、熱過ぎると皮膚への刺激となるため、体温よりも「少し熱い」と感じるくらいがベストです。
3. やさしくマッサージを!
目の周りをマッサージすることも血行促進につながります。マッサージをする際は必ずジェルやクリームをつけて滑りを良くし、「目頭⇒上まぶた⇒目尻⇒下まぶた」の順で、指の腹を使って円を描くように皮膚をこすらないようにやさしく行いましょう!
これで差がつく!パーツケア~唇編~
唇は粘膜と皮膚の境界線で、肌のように皮脂分泌がされないため、乾燥しやすいパーツ。さらに、目元と同様に皮膚が薄いため、唇が荒れているときに皮をむいたり、舌でなめたりするのは厳禁!よけいに乾燥が進んでしまいます。唇の乾きや荒れが気になるときのおすすめケアをご紹介します。
ぷるぷる唇になるためのケア
1. リップパックで集中ケア!
ワセリンとハチミツを1:1で混ぜたものを唇に塗り、真ん中に空気穴をあけたラップで覆って3分ほど置いた後、はがします。唇に残った油分が気になる場合は、やわらかいティッシュでそっと押さえてオフしてください。
2. スクラブマッサージで血行を促進!
唇のくすみや角質が気になるときは、手作りのリップスクラブでスペシャルケアをしてみましょう。砂糖とはちみつを1:1で混ぜた手作りスクラブで、唇をやさしくマッサージすると、余計な角質が取れてぷるぷるの唇に。マッサージ後はぬるま湯で流して、リップクリームなどで保湿しましょう。ただし、唇の皮膚は薄いためスクラブマッサージのやりすぎは禁物。多くても週2回ほどにしておきましょう。
これで差がつく!パーツケア~手元編~
現在はジェルネイルなどで手や指先のへの関心が高まっています。しかしきちんとお手入れしている方は少ないよう。一般的に私たちは1日20回以上手を洗うといわれています。そのたびに、手元からは水分や油分が失われていくので、保湿しなければどんどん乾燥が進んでしまいます。そのため、お手入れを怠った手元は乾燥するため、手が荒れたり、指のささくれが目立ったりして美しい手元とは程遠く、手元から老けた印象を与えかねません。そうならないためにも、いまから手元をしっかりとケアしましょう!
しっとり手元になるためのケア
1. 水分をしっかり拭き取ってから保湿!
手を洗った後に自然乾燥させてしまうと、手についた水が蒸発する際、肌の水分まで一緒に奪われてしまいます。手を洗ったら、タオルやハンカチでしっかりと拭き取るようにしましょう。その後は、ハンドクリームやオイルでの保湿ケアが必要です。もう少し手間をかけるなら、顔と同じようにまずは化粧水で水分を与えてから、ハンドクリームを塗るのがおすすめです。
2. 水仕事の時には手袋を!
食器を洗うなど水仕事をする際は、必ずゴム手袋をはめるようにしましょう。素手で水仕事をすると、洗剤などで肌の皮脂や水分がどんどん奪われていき、手荒れの原因に。ゴム手袋で手をしっかりと保護することで、乾燥から守ることができます。手荒れがひどい時のスペシャルケアとしても手袋を!化粧水とハンドクリームをたっぷり塗って、専用の手袋をはめて集中パックすることで、しっとりすべすべの手になれます。
3. 手にも紫外線対策を!
顔だけではなく、手にもシミ・シワが増えていきます。その原因のひとつは紫外線。冬だからといって紫外線対策をしないままでは、シミの元・メラニンを生成してしまいます。これ以上シミやシワを増やさないためにも、普段の予防ケアが肝心です。晴れた日に外出する際は、顔だけでなく、手元にも日焼け止めを塗ってUVケアを忘れないようにしてください。
今回は冬のパーツケアについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
乾燥しやすい冬だからこそ、パーツケアに力を入れることで周りと一歩どころか何歩も差がつくことに!目元・唇・手元は、他人に見られがちだけどお手入れを怠りがちな"老け見えゾーン"。逆に言えば、ここに乾燥やシワ・シミがなければ、人からも若々しく見られるということなのです。ご紹介したパーツケアを実践して、冬の乾燥に影響されないうるおいに満ちた日々を過ごしていきましょう!