<イメージ図>
表皮…皮膚の一番上にあり「角層」「角層以下の表皮」とで構成されています。真皮…基底膜を挟んだ表皮の下にあり、肌のハリや弾力を保つ土台のようなもの。
キメの細かい肌は美しいとされています。では、「キメが細かい」と肌はどういう状態なのでしょう。キメとは、肌表面を交差している細かい溝「皮溝」と、その溝に囲まれて盛り上がっている「皮丘」によって生じる凸凹のことを指します。一般的に、キメの細かい肌といわれるのは、溝が細くて浅く、皮丘が規則正しく揃っていて、毛穴が目立たない状態のことです。反対に、溝が広く深くなり皮丘が不揃いになると、肌表面がざらざらしてキメが粗い状態になります。
では、そのキメの細かい肌はどのようにしてつくられているのでしょう。皮膚は「表皮」と「真皮」によって構成されています。皮膚の表面にある「表皮」は、外部の刺激から肌を守る大切な役割を担っています。同時に、肌内部の水分蒸発を防ぎ、潤いを保持する役割も持っています。一方、表皮の下にある「真皮」には、表皮を下から支えながら、栄養と酸素を行き渡らせる役割があります。「真皮」が健やかな状態であれば、ふっくらとハリのある若々しい肌になりますが、加齢などにより真皮の働きが低下すると肌全体を支えきれなくなり、シワやたるみなどが現れてしまいます。また、肌全体が栄養不足や酸素不足となるため、表皮のターンオーバーも乱れがちに。つまり、「表皮」と「真皮」がそれぞれ正常に働かなければ、キメの整った若々しい肌は保てないのです。