夏の紫外線ダメージでシミを増やさないための特別企画は、今回が最終回。今まで何気なくしていた美白ケアも、ちょっとした知識を得ることで、シミが気にならない肌へぐんと近づきます!
Q14
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A14
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違います。医薬部外品は「医薬品」と「化粧品」の中間に位置するものです。
普段化粧品として使用しているものでも、「医薬品医療機器等法」で定められた分類により、「化粧品」と「医薬部外品」に分類されます。化粧品は、美容を目的として開発され、肌にゆるやかに作用します。一方、医薬部外品は化粧品としての効果に加え、美白・ニキビなどへの効果が認められた有効成分を配合していることが特徴です。化粧品との違いは、有効成分が配合されているかいないかになります。化粧品を選ぶ際の基準のひとつですが、一番大切なことはご自分の肌に合うかどうか。それを基準に選ぶことが大切です。
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Q15
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敏感肌でも美白ケアやシミケアはできますか?
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A15
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まずは、肌のバリア機能を整えることから始めましょう!
肌ダメージの原因のひとつに、外部刺激から肌を守るバリア機能の低下が挙げられます。機能が低下すると紫外線の影響も受けやすく、シミのもととなるメラニンが活性化し過剰生成され、シミが増えるという悪循環に。それを防ぐためには、バリア機能を助ける保湿化粧品や美容液がおすすめです。まずは、外的刺激に負けない肌に整えることが先決です。
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Q16
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マッサージをするとシミは濃くなる?
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A16
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摩擦を起こさなければシミケアに効果が!
強い力でマッサージをしてしまうと、摩擦でシミが濃くなることも・・・。マッサージをする時は、クリームやジェルを必ず使いましょう。肌表面を強くこすらないよう注意しながら、顔の筋肉をほぐし、リンパにそってマッサージするのがポイント。朝晩のお手入れの際に取り入れるとシミに効果的です。
◎シミウスでも美白マッサージの動画がありますので、ぜひ参考にご覧ください!
動画はこちら
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Q17
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美白ケアを始めるとシミが濃くなることってある?
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A17
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あります。美白効果はシミのない部分からあらわれます!
シミは、メラニンを含む古い角質が蓄積して排出されないままの状態が表面化したもの。つまり、シミがない部分に比べ肌の代謝スピードが遅く、美白化粧品でお手入れを始めても、他の部位より効果が遅れてしまうのです。お手入れを始めてシミが濃くなったと感じたということは、シミ以外の部分で美白効果が出ているということ。継続することで、濃いシミもそれ以上大きくならないはずです。
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Q18
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日焼け止めを徹底したら、美白ケアはそれほどしなくてよい?
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A18
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日焼け止めは「守るケア」、美白ケアは「防ぐケア」役割が違います。
日焼け止めにも、美白成分や保湿成分などが配合されています。しかし、それは+αの要素であり、肌のお手入れをしているということではありません。日焼け止めをつけた後は、しっかりクレンジングと洗顔で汚れを落とし、美白化粧品でお手入れすること。シミケアは守るだけではなく、紫外線ダメージを蓄積させない美白ケアも欠かせません。
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Q19
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19.夏に携帯した方がよいおすすめアイテムは?
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A19
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UVカットできるスプレーとパウダーがおすすめ!
朝日焼け止めを塗っても、2~3時間後には汗や皮脂などで崩れがちになります。負担なく手軽に紫外線カットをするなら、UVカットスプレーやプレストパウダー(固形おしろい)が便利。手を汚さずに使えるのでおすすめです。
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Q20
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シミができやすい肌ってあるのですか?
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A20
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あります!
もちろん個人差もありますが、肌が白い人は紫外線が当たるとメラニンが作られやすくなる傾向にあります。また、屋外での活動時間が長い方、睡眠不足の方も同様。日焼け止めを使うことはもちろんですが、美白効果のある食材を使った食事や睡眠などの生活習慣にも気をつけましょう。
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Q21
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美白化粧品を選ぶ基準を教えてください?
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A21
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自分の肌に合う医薬部外品を選びましょう!
効果効能が認められている美白有効成分を一定の濃度で配合されたのが、美白化粧品といわれ、「薬用化粧品」「医薬部外品」として表記されています。ただ、効果は個人差がありますので、まずはご自分の肌に合うものから試してみましょう。効果が不十分なときには他の美白有効成分が配合されているものを試してみるのもひとつの方法ですよ。
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Q22
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美白化粧品はシミができてから使うものですか?
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A22
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シミができる前、予防のために使いましょう!
美白化粧品の本来の目的は、シミを防ぐこと。気になるシミへアプローチする美白化粧品は、シミができる前から使うようにしましょう。
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Q23
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シミを隠すためにファンデーションが厚塗りに…。そう見せたくない!
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A23
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密着度が高いファンデーション&コンシーラーでカバー!
とにかくシミを隠すためにと、ファンデーションを厚塗りするのはやめましょう。透明感が失われて厚ぼったい印象に。またシミは隠れても、ファンデーションが入り込んで小じわが目立ってしまうなど、違う弊害がでてきてしまいます。肌への密着度が高いファンデーションなら、シミも隠せて崩れにくいのでおすすめ。また、シミをピンポイントでカバーするコンシーラーも。コンシーラーは、単色でなく何色か濃さが異なる色味が入ったパレット状のクリームタイプなら、部分により異なるシミの色に合わせて、色味を選ぶことも混色してぴったりの色味を作ることもでき、しかも程よい硬さで小さいシミにも大きめのシミにも使えますよ。
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Q24
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長時間紫外線を浴びた後のお手入れはいつもと同じでいい?
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A24
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まずは炎症を鎮めるためのケアをしてから美白ケアを。
紫外線を長時間浴びた肌は、炎症が起きて赤くなり、数日後に色素沈着になってしまいます。まずは、氷水や冷たくした化粧水でコットンパックをするなど、肌の炎症を抑えましょう。冷やした後は、保湿力もある美白化粧品でいつものお手入れをすることで、シミのもととなるメラニンの生成を抑えることで、シミを予防できます。
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Q25
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美白化粧品が効いているかどうかの判断は?
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A25
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肌全体が明るくなり、透明感を感じるのがひとつの目安
自分に合った美白化粧品を継続して使うと、今まで乱れがちだった肌のコンディションも整い、肌の調子が上向きに。肌に透明感を感じるようになったら、美白化粧品の効果があらわれていることになります。それを目安にするのもおすすめです。
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夏の特別企画として連載した「シミを増やさないためのQ&A」いかがでしたか?シミをケアするうえで、何となく疑問に思っていたこと、実際にどう対処すればいいのかをお答えしてきました。まさに、今すぐ実践できることばかりなので、ぜひ日々のお手入れに役立ててください。ビューティーラボでは、これからもさまざまな情報をお伝えしていきます!